「んあ?もう来やがったみてーだぜ。 オタカラルートは目星付いてんだ、 走り抜けんぞー!」 金髪は更に速度を上げて走り出す。 『……ペルソナを出す準備をしておけ、 リーダー。シャドウの気配がする』 理知的な少年は眉をひそめ、先を走る金髪に 呼び掛ける。 「りょーかい!」 金髪は返事をしつつも、速度を ゆるめることはない。