マスカレイド 2019-04-25 21:57:43 |
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{蓮。すまないが、俺は失礼する。
黒髪の彼女との約束があるんだ}
喜多川祐介はばつが悪そうな表情をする。
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「えーっと、確か阿久津慎二は…」
『ボクシングジムのオーナーだ』
「んじゃ、ジム宛でいいよな。
トリフェーン、作れたかー?」
金髪は茶髪に呼び掛ける。
〔あ、はい!出来ましたよー!〕
「おし、じゃあダイヤ!散歩ついでに
予告状出しに行くぞ!」
《私は失礼しますわ。あの男性との
約束があるのです、申し訳ございません…》
『ああ、構わないぞ…俺ももうじき帰る』
黒髪はドレスに着替えて上へと上がる。
金髪は犬を引き連れ、外へと出た。
茶髪も予告状を作成した後、黒髪と
上へ上がった。
取り残された理知的な少年はアジトの
電気を消し、施錠をしてエレベーターに
乗り込んだ。
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