創造神 2019-04-21 00:57:52 |
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>アヴァ
……偶然だと言いたいのか(永劫の時を生きてきたにしては短気な性分で、求めた問の返答が中々返って来ないことに不機嫌そうに溜息を零す。けれど大袈裟な武器を顕現してまで脅した効果はあったらしい、矢継ぎ早に告げられた言葉には些か怪訝そうに眉を顰めて。「いっそ敵意の一つでもあれば、今すぐ叩き潰してやれたものを」ぽつり、半ば独り言のように呟いたのは紛れもない本心だろう。神の世界を侵そうと叛逆の旗を翻す者は太古の昔は多かった。敵を屠ることが自身の存在意義であるのに、味方どころか敵すらも存在しないこの世界では、いくら力があっても夏炉冬扇よろしくで。そうして、数万年以上も続く孤独に辟易していた所に現れたのは貴女―何の武力も持たない只の人間。弱者の扱いには窮する、気難しそうにガシガシと緑の髪を掻きむしれば「…貴様の言うことは判った。女、貴様は何者だ。巫女か、神官か?」手品の如く、手元からしゅるりと両刃剣を消し去る。一先ずは貴女が此処に来られた理由を探るとすべく、神に関わる仕事に携わっていたかを問うて)
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