匿名 2019-04-20 22:00:58 |
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___っつ……私が何様か、と尋ねたな。答えてやろう、私は大天使様だ。お前達とは違う、天界でも崇める者が居れば下界でも崇められる存在。彼等には私達天界の民の存在が必要不可欠だ…では君に問おう、君は何者で、存在意義は何だ?誰に望まれた存在だ?
( やはり、来た。そう思ったが避ける事は敢えてしない。肩に手を置かれ振り返るなり顔の骨という骨に響き渡る鈍い音、そこには苛立ち・嫌悪感・プライド等のマイナスな感情が彼の力を強くさせている事を感じられる。拳1発に、ここ迄此方をゾクゾクさせる事が出来る者が居ろうか?答えはNOだ。扱いやすい彼だからこそ、自身が惚れた彼だからこそ拳を受け取るべきだと考えたのだ。殴れる瞬間、少し頬を染めて嬉しそうに笑う。流石に人間では無い力の強さで思わず膝を着いて仕舞うが、立ち上がる時にはもう先程のポーカーフェイス、口から流れる血を手の甲で拭う。その代わり彼の問いかけに一つ答えることにした。_自身は何様なのか。そんな分かり切った事を聞かれるなんて心外だった。天界の民・大天使それ以外の何者でも無く、様を付けられるには等しい位だとも思っていた。だが、そんな事は誰にでも言える、では彼はどうだろう?誰に望まれて誕生したのか、彼は自分の口で話せるのだろうか?そんな好奇心が胸の中で騒ぐもので彼の真っ赤な瞳に問いかけて。)
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