「なあ、俺とお前ってどっちが強いの?」 特にすることも無く、今自分達が借り受けているアパートの一室の床でゴロゴロしていると、突如同居人のサディがそう言った。 突然何を言い出すのか、と驚いたように体を仰け反らせ、サディを見つめて硬直して見せる。 すると、サディは自分の意図を汲み、説明してくれた。