月 2019-04-17 23:06:06 |
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>京
Scorpio
(この顔を前にして前にして表れるのは恐怖か。嫌悪か。或いは侮蔑も有り得る。自らの外見が異質である事は嫌でも理解している。それは、人間にとって尚更そう映る事も。──しかし、自分の想像とは違い、怯んだり怖がる所か、何でもない様に返事が返ってきた事に思わず目を瞬かせる。取り繕ってでもいるのだろうかとまじまじ顔を見つめながらもそんな筈はないと思考を切り替え。手の中から奪った四角い箱を相手に返しては、「此処以外なら何処でも。此処は万が一にでも燃えちまうとご主人サマがうるせぇからなァ」と月の主人を思い浮かべ繰り返し頷き。そして、その万が一に備えて駆け付けて来る人物とも、出来るだけ顔を合わせたくはなかった。そうでなくとも、此処に長居すれば誰かしらが星神子を探しに来るだろう。踵を返し、視線だけ投げ誰かが来る前に着いて来るようにと促し。)
ンで、星神子はアンタの事だよ。此処じゃそう呼ばれる。──着いて来いよ。一服でもしながら、アンタの知りたい事、答えてやるぜ。
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