月 2019-04-17 23:06:06 |
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>ミラン
Virgo
(無防備に眠る子供を屋敷へと持ち帰り、使用人に世話を任せてから一呼吸。丁度星神子の落ちる現場に居合わせるのは、一体いつぶりだっただろうか。何年も昔の記憶を呼び起こしながら引き出しから紙とインクを取り出し、他の星々へと報告の手紙を送らなくてはと簡単に手紙を認める。挨拶もそこそこに簡単な外見の特徴と、暫くは自分が面倒を見るという旨を綴り運び屋へと預けた。さて、と自分のするべき事を済ませた所で、キッチンへと足早に向かう。突然訪れた見知らぬ土地に不安を抱いているかもしれない。まずは此方に敵意がない事を示すべく餌付け──ではなく、友好の証としてお菓子とお茶を振舞おう。作り置きをしておいた星型のクッキーと紅茶、ミルクと砂糖も忘れずトレイに乗せて階段を上がる。もう目を覚ましている頃だろうと扉を開けば、案の定そこには起き上がっている姿が。驚かせないようにと気を配りながら、穏やかな声音で声を掛ける。)
──おはよう、坊や。よく眠れたかしら?
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