匿名 2019-04-16 21:05:25 |
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__勿論、一人なんて寂しいもの。
(動揺、悲哀、焦燥。彼の内に蠢く負の感情を、此方を見上げる暗く澱んだ瞳から垣間見れば、よもや即答を得られると思っていなかったばかりに一種を虚をつかれたように目をぱちり。次いで表情を緩々と笑み崩せば、うっそりと目を細めて了承の意を伝えよう。その言葉に宿るのは自身の確かな経験に基づいた寂寥であり、言外に一人にはさせないと約束するものであり。スーツ姿から推測すれば会社で裏切りにでもあったのか、それとも友人関係、男女関係の拗れであろうか。笑顔の裏でぐるぐると思考を巡らすも、初対面の相手の事情など情報一つない今考えるだけ無駄というもの。しゃがみ込んだ相手と目線を合わせるべく真正面に腰を下ろせば、壊れ物に触れるような繊細な手付きでそっと相手の頬に手を添えて「ねえ、おじさん。きっと私じゃ癒すことなんて出来ないわ。どうかそれを知っていて。それでも、本当に私を拾ってくれる?」まるで口付けをするかのように鼻先すれすれまで近付けば、囁くように最後の確認を行って。この先、彼がこの日の事を一度も後悔しない事なんて無いだろう。愚かに身を寄せる女とて、そんな事を考える思考力くらいは持ち合わせている。この確認は今日この瞬間の責任を二分して、彼を共犯へと導くものである。嗚呼、狡い奴めと後ろ指を指されても文句は言えない。だが其れでも、後々幾ら嫌悪されたとて、一瞬でもシンパシーを感じた相手には捨てられたくないのだというこの想いは傲慢だろうか。愛おしむように、強請るように、泰然と答えを待つ双眸にほんの僅かに不安を滲ませながら、色良い返事を待っていようか。)
(/わざわざ上げて頂き有難う御座います。そしてロルが遅れてしまい申し訳ございません…!ご覧の通り、心情ロルや終止ロルを多用する傾向にあるのですが、この文体でも構いませんでしょうか?読みにくければどうぞ仰って頂いて構いませんので…!取り敢えず何も無ければこのまま背後は引っ込みますね。どうぞこれから末永く宜しくお願い致します!)
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