匿名 2019-04-16 21:05:25 |
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ああ、俺もだよ。一人は寂しい。一人は、、とても、怖い。
( 一人。きっと自分がこの世でいちばん嫌いな言葉だ。人混みに塗れるのは息苦しくて苦手だが、孤独感に押し潰され、息が上手く出来なくなるあの感覚に囚われるくらいならよっぽどマシだ。しかしながら。様々な出来事が重なりすぎたせいで思考が鈍くなっているからなのか、つい数秒前に顔を合わせたばかりの名前も知らない女子高生にここまで思いを吐露してしまうだなんて。ちらりと目線をあげれば、柔らかだがどこか無機質な笑みを浮かべた彼女と、視線がバチリとぶつかった。ツンと釣り上がった彼女の真っ黒な瞳には不思議な魔力がある。吸い込まれるようなその黒は、気付くと自分のすぐ目と鼻の先に存在していた。ごくり、と分かりやすく生唾を飲み込んでしまう。まるで自分の全てを見透かされているような。彼女の鋭利な鼻筋が自分の鼻に当たっては放たれた言葉。さらりと彼女の口から滑り落ちたその言葉には、自分のまだ知らない重たい過去が垣間見えるような、そんな危うさを感じた。「それは俺も同じだよ、お嬢さん。君の過去は俺には知りえない。それでも、君が着いてきてくれると言うなら、、俺は、君を受け入れるよ。」そっと、艶やかな彼女の黒髪に手を伸ばし触れては、頭に思い浮かんだ言葉をそのまま口にしてみせて。スルスルと自分の指をすり抜けていく細く繊細な髪に指を絡ませて、不安を微かに滲ませた彼女の瞳をじっと見詰め返した。癒しになんてならなくてもいい。もう、孤独を味わうのは嫌なんだ。三十路男の希望をまだ未来ある少女に託すだなんてどうかしている。でも。ひと握りの希望というものが君なのならば、俺は君に縋ることにしよう。いや、どうか君に縋らせてくれと言う方が、今は正しいのだろうか。)
( 主様のロルはとても趣きを感じられて私は好きです、、釣り合えるロルが書けるよう私も精進致します!こちらこそ末永くよろしくお願いします、、!!では私も引っ込みますね、、っ )
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