三久 2019-04-16 03:33:45 |
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⇒秋くん
ああ、寝る子は育つ、というやつだね。……ん、ふふふ…それなら良かった。
(告げられた言葉に何やら納得しつつ、ふと何の脈絡も無く 彼の寝顔はとても愛らしいのだろうな、と確信にも似た心地でぼんやり思い、食べ盛りの男子高校生にとっては腹の足しにもならないであろう飴玉をそれでも食べてくれるという相手の優しさに微笑んでは雨が上がり雲間に光の差し始めた空を見上げて眩しげに目を細め。帰り支度をする相手の言葉に己も心からの思いを紡ぎ返しつつ子猫を持ち上げ振り返った相手の顔辺りまで近付ければぷらんと垂れ下がった子猫が小さく一鳴きして相手の鼻先をちろりと舐め。穏やかなその光景にくすりと喉を鳴らして笑っている間に頭を撫でられては何十年と受けていなかったその感覚に酷くこそばゆい感覚を覚えるも何処か幸福そうにはにかんでは去っていく背中へ己ものんびりと手を振って見送り)
僕もきみに会えて良かったよ、この子もきっとそう思ってる。……うん、またおいで、何時でも待ってるから。
ふふ、もちろん大歓迎だよ。きみの好きな時に遊びにおいで。
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