凄い… (高度な筈の幻覚魔法を簡単に披露してしまう姿に思わず呟き、次は自分の番であることを暫し忘れ。彼の自己紹介が終わると、慌てて起立し「い、出雲弥生です。得意な魔法は…えっと…、はいっ」机の上のノートに兎の絵を描き、呪文を唱えて息を吹き掛けると本物の兎が現れ。入学して間もない頃の初歩的な魔法を選んでしまい、背中を丸めながら着席し)