長 2019-04-02 21:54:52 |
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>九郎
( 子供というのはとても愛らしい。兄弟がおらず一人息子の自分は弟や妹という存在に昔から大層憧れていたものだ。最初は親の店も言葉を交わさないで済む農業をしたいと思っていたものだが今はこの仕事についたことでこうやって寺子屋の子等と関わることができるのだ。自然と出た笑み、故に自分が意識的に微笑んでいるわけではないため表情の綻びに自分で気づかないまま手を振りながらかえっていく子供を見送った。途端に子供の声ではない声に 狸お煎餅のお兄ちゃん と呼ばれ、驚いてビクッと小さく肩を跳ねさせた。「わ、」と小さく声を漏らしてから其方を見れば度々この店に立ち寄る胡散臭いが陽気そうな九尾の男を視界に捉えた。すこし燻んだなんも言えない綺麗な金の髪がサラサラと風を受けて靡き、琥珀石のように日の光を反射して眩しい。引き上がった眦の朱をムッとした表情で僅かに睨めば )
揶揄うのはよしてくれ
子供等が勝手に呼んでる柄でもねえ愛称だ
( そう無愛想に言った後「塩5枚、醤油五枚で10文だ。お代はそこに。」と言って受付棚に置いてある丸くて口の小さいガラス瓶を指差し、先に焼きあがった煎餅を紙袋に入れ)
(/素敵なロルのお返し、ありがとうございます。お煎餅を食べながらですか!なんともそれは…羨ましい!!主様の家のお煎餅が全てなくなるくらい美味しい描写のロルを回せるように唐草共々腕を磨いておきます笑、すこし怪しくも陽気で掴みどころのない素敵な息子様との今後の展開が楽しみです、此方こそ至らぬ点もございますが何卒宜しくお願い致します!)
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