匿名さん 2019-03-28 23:21:15 |
通報 |
「…んむ、ん。お…ふろ?」
(空中に分散された意識は相手の言葉と無理やり進む足によってはっきりと戻っていく、背中を押されてお風呂と言われれば水を被り全身の濡れた感触と耳に入る水の感覚はなかなか好きになれない。見た目同様の精神からか風呂という概念は苦手であったため、風呂場らしき所に連れられるも体を反転させ相手の足に絡みつくように進むのを拒んだ。「…や、私達お風呂入らなくても大丈夫だもん。」と頬を膨らませ駄々を捏ねるも、入らなければきっとおかあさんは自身のことを嫌に思うかもしれない、だが体に染み付いた苦手意識との両方の心が揺さぶられる狭間。妥協案として口を開いたのは「おかあさんも、一緒に入ってくれる?」と…。相手に言葉の爆弾を投げつけてしまった。)
トピック検索 |