匿名さん 2019-03-28 23:21:15 |
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「…!!やっぱり、おかあさんは魔法使いなんだ。だってだってね、おかあさんの料理食べたらね。お腹の中から体の隅々にまで力が流れていったんだよ。」
(キャスターとしての役割は出来なくとも料理の魔法使い、人差し指の向こうの顔は得意気に笑みを浮かべている。驚きと嬉しさを織り交ぜて興奮気味に言葉を吐き出すと手の平を閉じたり開いたりして見せて、確かに先程料理を食べると僅かだが魔力を摂取することが出来た。サーヴァントとして体内へと運ばれる魔力反応に目を瞬かせると「…おかあさんの料理に魔力が篭もってるみたい。」後付でそう付け加えると机の上の皿を慎重に運んでいく、魔力は召喚した人間から供給するがなんともこの人は自身で作った料理から魔力の供給を行っていることになる。「おかあさんは、私達が見てきたキャスターよりも一番優しくて料理も上手で本当のおかあさんみたいで、…」んーっと、と指を立てながら1本2本と立てる事に相手のいい所を思いついては口に出し「こんな私達にも愛情をくれて…。」と続けた口は弱々しく閉じていく、こんな良い分類に入る人間にアサシンなんて響き似合わないのは自分達にでもわかる事。それでもこの人の傍を離れるなんてきっと出来ない小さくなった声で相手の腰あたりを掴むと「────アサシン、ジャック・ザ・リッパー。今まで何百何千人と人を殺してきたけど…私達おかあさんの傍に居てもいい?」目は合わせられない、気まずさのあまり下を向いたままの視線は悲しげに床を見続ける。)
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