匿名さん 2019-03-28 23:21:15 |
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(どうやら相手は寝室のベッドに潜り込んでいたようだ。寝室をのぞけば料理の匂いに誘われるやうに布団の中から相手が顔を出せば「あぁ、できたよ。早くおいで。」と、手招きして。まだ眠気が強いのか、毛布を体にくるんだまま起き出してこちらの手を掴んでくればこちらからも握り返して眠気で足元がおぼつかない相手をリードして。果たして口に合うだろうか。そんな心配をしていると相手から耳を疑うような言葉が聞こえてきて。まさか、ケチャップも知らないのか。それも、血と間違えるか。つくづく得体が知れないとしばらく相手を眺めていれば服の裾を引っ張られて急かされると「そうだな。早く食べよう。」と、食卓に座れば「いただきます。」と、本日二度目の夕食を始めて。)
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