美月 2019-03-24 16:45:05 |
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美月)さて、私は酒を飲む前にプレゼントを渡すとするか。麗奈、いつか其方に良いものをやると約束したな。部屋から持ってくる。待っててくれ。
美月は笑って言った。
鶴丸)じゃあ、戻るまでは俺たちのプレゼント渡しだ。
三日月)麗奈なら喜ぶと思って手作りにしたぞ。
太鼓鐘)これからの季節にぴったりのやつ買っといたぜ。
小狐丸)お守り代わりに持っていてほしいのです。
そのころ美月は、押し入れから麗奈の為の琴と自分の琴を出した。
美月)ようやく、渡せる。あの時楽器屋で土下座までして作ってもらった甲斐があったな。
~回想~
店主)同じものをもう一つ作って取りに来るまで置いといてほしいだって!駄目に決まってるでしょ!
美月)そこを何とか頼む。大切な人の為にどうしても渡したいのだ。ただ、今の金では買えない。だから、買える時まで置いといてほしいのだ。この通り。頼む。
店主)わ、分かりました。置いときます。ただし、一年経っても取りの来なければキャンセル扱いしますよ。
~回想終了~
美月)半年間、待たせて悪かったが、麗奈に渡したかったのだ。輝さまと全く同じ琴を。麗奈なら必ず喜んでくれる。よし。
美月は二つの琴を担ぎ譜面台と爪を持つと、広間に戻った。
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