美月)誰かを思う気持ちは大切だ。たとえ、どれだけ憎いやつだったとしてもな。その気持ちを忘れるなよ。せっかくだ、面白い手品でも披露して出かけよう。 美月は、そう言うと細い棒を出した。 美月)麗奈、この細い棒の先に息を吹きかけてごらん。