美月)楽しそうで何よりだ。せっかく来たのだから、もう少しここにいよう。見ての通り、この子たちも初めて会う其方にまだ帰って欲しくないようだ。 よく見ると、座敷童は麗奈にべったり抱き着いている。 美月)麗奈だって、まだこの神域を楽しみたいだろう?安心しろ、麗奈が帰りたいと言うのなら、いつでも帰れる。帰りたいと思ったならな。 美月はくすっと笑った。