優しさに包まれて ／ 〆

　
　
　
お前が忘れるってんなら考えてやる。…──はー、これ、これだわ。やらけえ毛並みだこと。（　悪戯な笑みに む、と唇を僅かに尖らせ　／　最後に大きく頭をひと撫ですると強引に引き寄せ頭を胸に抱えると柔らかな髪に頬を寄せて　）　……ん、擽ってえよ。俺しか、──、まあ確かに会わせてねえもんな。（　そうっと触れる感触に肌が粟立つような感触覚え、肩を竦めるも無意識に己から一度のみ頬を寄せ　）　何、か。別になんでもいいんだが……、ああ、久しぶりに誰かの手料理とか、いいかもな（　ぼんやりと最後に誰かの手料理を食べたのはいつだったか、そんな考えに耽りつつぽろりと吐露し　）


っくく、かわいいやつ。で、今のお前が見てる俺はどうなんだよ。楽しいってか？（　どこか不機嫌そうな様子にさらに笑みを深めては面白がる様子隠さず顔を覗き込むように首を傾げ　）　ははっ、おーおー、頑張れよー。（　ぬいぐるみであった頃から既に生活の一部となっていることは相手におくびにも出さず、あくまでもなんて事ないと指された指の先に己の指先つんと当てて離し　）