飴色 2019-03-20 22:17:51 ID:abd0e7223 |
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エマ)ん?どうし…
(ノーマンの待ったに首を傾げる。そしてそれに対する疑問を声に出し切る前に、ノーマンの手が頬を撫でるので思わず口を閉じる。もう少しそのまま。もちろん私はノーマンがそれでいいならいいけれども、動くのが辛いほど痛いのかな…?でもノーマンは痛そうというよりはすごく優しい顔をしてた。ノーマンのこの顔、すっごく落ち着く。優しくて、暖かくって、落ち着くはずなのに心がソワソワするような不思議な気持ち。なんだか分からないけど、頬を撫でるノーマンの手を離さないように自分の手で抑えたくなった。名前を呼ばれる。小さな頃からずっと聞いてきた声。少し低くなってはしまったけど、本質は変わってない。目を見つめあっているだけで少しの沈黙。手と手を重ねようと思いはしたものの、それに体が答える前にノーマンの手は私の頬から離れていく。私の呼ぶ声の続きは感謝の言葉だった。「!、ほんと?良かった!でも無理してない?本当に大丈夫?」ちゃんと意識も思考もしっかりしていたはずなのに、ぼーっとしていたような、そんな反応になってしまった。「私が抱っこして保健室まで連れていこうか?」と、今の体勢のまま、ノーマン脇腹にあてた手を膝に移していつでもお姫様抱っこできる形にして)
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