柏葉 蓬 ◎ 南雲 ゆみ子 2019-03-17 14:55:18 |
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◎ 柏葉 蓬
>成宮サン
馬鹿って、......まあ、言い返せないけど。
( 馬鹿なの、という言葉を発したのは同級生である彼女。普段から周りにも馬鹿扱いをされるので、今回も寒さの元凶は自分自身であり馬鹿だと言われても仕方がない。寒いなあ、なんて思っていると冷たいような淡々とした口調でカイロを半ば押し付けられるように渡された。手元から熱が伝わってきて、思わず頬を許してしまう。お礼を告げようとすると彼女が立ち去ろうとするので、「待って」なんて反射的に彼女の腕を引っ張った。......そういえば、ベースを持っているから彼女はこれから部活だろう。呼び止めてしまい申し訳なく思いながらも、「ありがと。それだけ」なんて言いたかった事を伝えきった )
>生徒会長
......え、うわ、マジか。
( くすっと笑われたらしく、そちらへと視線を向けると我らの生徒会長が。余程驚いたのか、沈黙の後に驚きの言葉を発した。如何にも高嶺の花というイメージが定着しており、普段関わる事もない為緊張をしてしまうのはしょうがないと思う。そうだ、きっと俺だけではないと思う。多分。彼女に話し掛けられた事に未だ信じられず、彼女に優しく微笑みかけられては気恥ずかしくなったのかそろりと視線を逸らして )
ああ、そうですね。寒いのは嫌いだから、早く春になってほしい。......でも、俺花粉症だから結構キツいかも。
◎ 南雲 ゆみ子
>和紗先輩
ッわ!......ッて、和紗先輩やん!
( ルンルンとスキップをしながら玄関へと向かっていた所為か、人とぶつかりそうになり思わず上記のように声を溢して。すると、その相手の正体は先輩である彼女で、ぱあッと効果音がつきそうな程に表情を明るくさせた。ふ、と少し笑みを溢して元気だよねと言う彼女に「ふふん、元気はウチの取り柄の一つです!」なんて胸を張り答えて。こんな遅い時間帯に、可愛らしいと同時にか弱い彼女が夜の道を一人で帰るのか、なんて考えると何かピンッと思い付いたらしい )
和紗先輩が一人で帰るなんて危ないですよ、ウチが和紗先輩の家まで護衛します!
>莉子先輩
......せッ、せせせ先輩!?お疲れ様です!お荷物お持ちしましょうか......!!?
( ふぁ、と呑気に欠伸をしていると女神様のような声が耳に入り勢いよく声主の方へと視線を向けた。すると、案の定憧れであり絶賛メロメロになっている生徒会長である彼女が目の前に。しかも、お疲れ様だなんて挨拶までされるので思わず舞い上がってしまった。汗臭くないかな、何か変じゃないかな、だなんて乙女みたく前髪を触り。それも束の間、彼女がこの場をあとにしようとするので思わず上記のような変な事を言ってしまった )
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