この場に女生徒がいれば君はさぞ喜んだろうが、そのままその子と授業をサボってデートされては困る。フューリーもそれを危惧してわざわざ私にこの不名誉な役割を言い渡したそうだ。それと、魔法使いではなく魔術師だ。私が使うのは魔術、覚えておけ (たいそう不服そうにあげられる片眉にも動じず身長差を生かして相手を見下ろしたまま人差し指を立て『魔法使い』呼びを止めるよう言い渡すと最後は釘を刺すようにひとつ頷いて)