好きな人の事、知りたいって思わない奴なんて居ないだろ。 (耳に心地良く触れるような相手の声を聞けば同じ気持ちを共有している事を実感して一人表情を緩ませ。緩やかな戯れの最中ふと蠱惑的な響きを持った問いが降って来ると、頬に触れられるのに応じるように顔を上げ。いつになく大人びて艶めいた視線に意識を絡め取られれば、じっと其方を見詰めたまま口元に微かな笑みを湛えて告げ)