匿名さん 2019-02-26 23:38:07 |
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(こんなにも彼の方から求められる様な口付けを受けるのは記憶にある限り然程経験が無く、頭の芯がぼうっとしてしまうように感じる程官能的で。相手の瞳が己を映しているとも知らず目を伏せたまま思考が蕩けるような心地良さに身を浸していた最中、ふと唇が離れればそれに伴い双眸を開き。苦笑を浮かべる相手が指差す先を辿り、すっかり存在を忘れつつあったマグカップ二つを目に留めればつられるようにくすくすと笑って。甘やかな口付けを名残惜しむように相手の下唇を軽く食んだ後、互いの鼻先を触れ合わせながら「まだ大丈夫。聖さん砂糖とミルク入れる?」そう囁くように問い掛けて)
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