｢ エンドロール後に愛を込めて ｣ (〆)

いつもお世話になっております。──えっ？ほんとですか？ありがとうございます…！
(相手と別れたあとタクシーでとあるスタジオに移動し、某有名プロデューサーと打ち合わせをしていると次作の連続ドラマの主演に是非とも相手を使いたいという話になり、飛び跳ねて喜びたい気持ちを抑えながら満面の笑みを浮かべ嬉しそうに深々とお辞儀をして。その後、詳しい話は本人同席の元でという事になり打ち合わせは終了し、この事を早く相手に伝えたいと思いながら相手が撮影をしているスタジオに急いで向かっていき)
透弥くん…！撮影おつかれ様。
(少し渋滞していたのもあり相手のいるスタジオに着くのが遅くなってしまったものの、関係者に挨拶をしながら相手の楽屋に向かっていれば相手の姿を見つけ思わず駆け寄り声をかけて。「今日の撮影順調に進んだみたいで安心した。私が傍にいなくても大丈夫じゃない。──あのね透弥くん、ちょっと話したい事があるんだけど…」と初めは穏やかに話していたものの、相手を驚かせたい一心で少し声のトーンを下げ神妙な面持ちで続けて)