｢ エンドロール後に愛を込めて ｣ (〆)

──おはようございます。こちらこそよろしくお願い致します。はい、ではまた後ほど。
(こちらもすれ違いざまに共演者やマネージャーにしっかりと挨拶を済ませると、先程の思わず言ってしまった事は一旦忘れまたタイミングを見て伝えようと思い気持ちを入れ替えて。今日の共演者は相手が苦手な人物だということは知っていたのだが、あの怖くて有名なプロデューサーの手がける情報番組に出演できれば益々相手の名前は知れ渡り、今よりも更に仕事の量が増えるだろうと予測して受けたオファーであったため少し心を痛めており)
確かに情報番組ってそういうイメージあるかもしれないけど、透弥くんなら絶対大丈夫だから。
(コーヒーを入れ相手に手渡しながらそっと隣に座り、「そんな文句言わないの。ほらサンドイッチ食べて元気出して！」と優しく微笑みかけて)