真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
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(猫舌に合わせて麺を冷ましている間に隣を横目でチラリと伺うぐらいの時間は十分にあって、熱に強い舌ではなさそうだったのに冷ます時間はやはり此方より短いようで麺がスルスルと相手の口の中へ吸い込まれていく。それに焦る気持ちよりも頬を膨らまして美味しそうに食べる姿に此方の食欲も刺激されたので、遅れていくぶんには良かったのだが)
「……おい、こら、そんなジロジロ見られると食いにくいだろーが」
(完食したあとの相手の視線がちっとも外れないことに気が付いて苦言を垂らすと、少しだけ反対側にプイーとそっぽを向きながら長い時間を掛けて丁度よい温度になったスープをコクコクと喉を鳴らして美味しく飲み干していく)
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