真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
通報 |
「…………っ!」
(瞬時に首筋まで距離を詰めた相手の歯茎から覗く牙は猫のものと比べれば一回りも二回りも大きく、伝わる殺気も重なることで緊張した喉元が小さくゴクリと動いて。痛いのであれば降ろすなり落とすなりすれば良いのにそれをしない、そこに相手の強い意思のようなものを感じとると今の状態で暴れ続けても待っているのは噛みちぎられる損だけだと悟り)
「……好きに運べ。降りたら話を聞いて貰うからな」
(それならばと、フンッと鼻を鳴らし暴れていた両腕を胸元で偉そうに組むちっともビビってませんが?ポーズで大人しく運ばれるのを選ぶことにしたが、本人が意図しないところで耳は僅かに垂れて尻尾は内側にくるまってしまうのだった)
トピック検索 |