真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
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(とうの限界だろうに担ぎ上げた際に小さく痛みを訴えてくる逞しい生命力にヒューと口笛を鳴らし彼を救うことだけに集中した数時間後、手術台から一部屋だけ存在する病室のベッドに患者を移せば安定した呼吸と脈にやっと一息、安堵することが出来て。昔にとある急患を救った援助として設備だけは贅沢に充実していたのが助かった。まだ顔色の悪い彼も目覚めて栄養や薬を摂れば良くなるだろう、そんな治療後の経過をイメージすれば自然と目尻が緩くなり)
「良かったね、これで家に帰れるよ」
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