真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
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「……はぁ、ビビッらせちまったかなあ。 アイツはあんなんで警察犬やってけるのかよ」
(のんびりと脱衣所へと消えた相手の筋肉格差社会を感じる背中を見送るなりソファーの背凭れに全体重をぐったりと預けては先程の「な?」に必死の威圧を込めてしまった事や、その前の内心のテンパり具合などを尻尾を揺らしながら思い返すと暗闇に逃げるようにして両手で両目を覆い隠すとポツリ呟き。腕は確かなのにガキの自分を怖いと溢した大人の悪いやつを倒す職業が心配になる反面で、怖がるくせにこんなガキを救った大人の誰かを助ける職業にしっくりもきたりして。どこかバランスの悪い彼が暗闇に浮かべばキュンと胸が鳴るようで慌てて塞いでいた両手を離し)
「明日、仕事だつってたっけ? オレも外に出てみるかな……」
(調子のネジがおなしくなる一方の事態に眉を寄せて深い息をついては新鮮な空気の入れ換えをぐるぐる思案して)
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