真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
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「…………ハ? かっわ、んん…ん…っ」
(猫ながらに頷くしかない的確な猫談の後に続いた弱音には普段であれば弱っちいこと言ってんじゃねーよ、と、鼻で笑い飛ばしてるのだがハスタに対してはそれが出来ず、それどころか無意識で怖がらせている事実にガンッとショックを受けてしまう始末で。下がっていく耳と尻尾を自覚しては手が外れ顕になる相手の表情が嫌悪に満ちている可能性にグッと言葉を飲み込み瞼を伏せるも、穏やかに溢れた笑い声につられて視線をあげた先にはそんな表情は何処にもなく、嬉しそうな相手に目を丸くして、思わず真顔で「かわいい」を大人に投げか…けそうになったところで咳払いで中断成功して)
「んん、あー……利害の一致で動いてるだけでダシ抜くズル賢い奴はいるし一筋縄じゃいかねー奴も多いだろうな。お言葉の通り猫は1人1人が自由で自分勝手だからさ。まあ、全部が全部そうじゃなくて良い奴も沢山いるんだけど、それは別にしてだ。 ……ハスタがそういった連中と関わる機会が多いなら、その考えのままで良いと思う。甘い考えで足元引っ掻れても大変だしな? …………ただ、」
(また変な言葉を投げてしまわないよう相手の手の下からスルリと自分の手を引き抜けば太股から隣のソファーへと戻っていき、ニャンニャカと相手が抱いている猫に対しての考えを否定しないと柔らかく言葉を並べるが、組んだ足の上に肘を置き頬付をした状態で暫しの沈黙後、拗ねたように口を尖らたままジロリと続けて)
「オレは怖いことするつもりねーから、怖くても馴れろ。な? 」
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