真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
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「うあっ、……あっっぶねぇ」
(上半身を起こそうとしていたタイミングで腰が再び引き寄せられればそのまま前のめりにバランスを崩してしまうが、眠る彼の顔の両脇に両手を咄嗟に着いたことで顔面と顔面の接触はギリギリ避けることに成功して。ドキドキとした息が詰まる一瞬の緊張から渇いた声で呟くと、目の鼻の先の距離の顔をじーっと眺めてはそっと己の額を相手の額に乗せて体温の差を計り)
「熱があるわけじゃあ、ねぇな」
(念のための心配事が解消したことによしよしと胸を下ろし丁度相手の手が腰を解放したことを確認すると静かに寝室へと毛布を取りにいき相手にふわりと掛けて。気持ちのよさそうな寝息を繰り返し聞いてると眠けがつられるように欠伸を連れてくる、眠る相手の傍に座り気がつけばウトウトし始めていて)
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