真夜中のピエロさん 2019-02-19 14:27:51 |
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「……貰わねーけど、貰う。 下着……? あ、あああ! これも忘れずに買ってきてくれたんだな。 ふ、風呂場借りるぞっ」
(気にもするし全てまるっと貰うわけにはいかないと返す意思をきちんと見せるも、撫でてくる手と同じような優しい言葉を掛けてくれる相手には嬉しくも困ったといった様子で熱の引かない頬が緩まって。このまま下着の存在を忘れノーパン着用の流れに突入した恐れもあったが相手の言葉にハタッ!と存在を思い出すと慌てた口ぶりで衣類を袋に戻し抱えて風呂場に走り込んでいき)
「……思ったよりグロいな。胸元開いたやつは難しいか? このまま包帯巻いとけば何とかなる気も、しなくはない。チッ、アイツらいつか覚えとけよ」
(脱いだら改めてデカかった彼の上着を脱げば全身の打撲の後は立派な痣となっていて青紫色で染められた肌にウゲッと思わず眉が寄る。腫れた箇所は今も鈍い痛みを寄越してくるが動けない程ではないし骨や臓器がやられていない、すぐに治療を受けられただけ非常に幸運ではあるのだが、折角の服の範囲を痣で絞らねばいけないことにグギギっと悔しさと恨みを胸の中で再び燃やして。結局、下着、クルーネックにパーカー、デニムパンツへ着替えては満悦な表情を洗面台の鏡に映して相手の元に戻る前にと取り外したタグや値札を確認したのだが、確認して、ヒュウッ……と息が止まり)
「……………………ッ、バッッ…………!!!?」
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