主 2019-02-19 01:03:59 |
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>all
ああ……、退屈ね。
(ぽつりと少女の唇から漏れた言葉は、雨に邪魔をされ誰の耳にも届くことはなく霧散して。ぱしゃんと水溜まりを蹴り上げてくるりと一回転、水を吸ったワンピースが思うように広がらない。そんな些細なことで魔女は途端に機嫌を悪くして、顔からは表情が削げ落ちた。地団駄を踏んで喚き散らしたくなるような衝動、ああ、いけない──なけなしの理性を持って淑女らしく姿を正し、再び家路に着くための歩みを。雨具のひとつも持たずに散歩をしていたせいで随分な濡れ鼠と化して数分が経つ。冷え切った体はくしゅんとくしゃみをして、まるで限界を知らせているようでそんな体の不調に魔女は忌々しげに眉をひそめて)
(/遅ればせながらall宛ての文を失礼します……!絡みづらければ絡み文を出していただければ絡みに参りますので、どうぞ宜しくお願い致します!)
>アシュレイ
(一年前に突然体調を崩した少女が、懺悔に向かう──そう聞けば大抵の人は都合良く解釈をしてくれるもので。もちろん魔女に懺悔することなど何一つもない。己の美と永遠のために他者を犠牲にする醜悪な魔女は人の目には罪深く映るのであろうが、魔女にとってはそれは生きていく上で仕方のないこと。例えば人が獣を殺して肉を食らうような気軽さで、この魔女は常に美しい躰でいなければいけないのだから。懺悔を行う人々の列の最後尾に並んでいるのは、懺悔をしにきたというよりは暇を潰すために世間話をしにきたというのが近いか。門を開けた彼に軽くワンピースを持ち上げて挨拶を、そうして迎え入れられた教会の中へと足を進めて。暫しの間待っていれば最後の自分の番が来たらしい。小さな懺悔室へ入室して椅子に座ると妙にくつろいだ様子で頬杖をついて、カーテン一つに遮られたその先へと明るい声を掛けて)
こんにちは、神父様。今日はとてもいい天気ね。
(/早速絡ませていただきました!無理などととんでもないです、作った設定を生かしていただけるのは何よりも嬉しいです……!もし何かやりたい展開があったり、または返信しづらいなどありましたらお気軽にお申し付けくださいね。此方には返信不要です!)
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