主 2019-02-18 16:51:22 |
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(此方の様子を気に留まることもなくただただスラスラと言葉を述べる彼は読むよ、なんて笑っており。何事かと思いつつも聞いていればそれは自分の性格を簡略化した結果で__。優柔不断、本音を言えない、全てを肯定してしまう…自分の性格のことはよく分かって居たつもりだったけれど、いざ言葉に出されてみると心に刺さるものがあり。項垂れそうになりながらも彼の言葉を聞いていれば、驚いて目を見開いて。)
「…え、?」
(此の性格を治してくれる、という彼だが自分も此処まで治そうと努力を重ねてきたのだ。それなのに治らなかったのは不治の病と同じでもう治らないことだとばかりと思って居たけれど。此の性格が治ろうが治らまいが答えは1つだ、此処で職を失って堪るか。彼女は紙とペンをじっと見つめた後にふっと息を吐けば其処に丁寧な字で【有栖院 月】と名を書いてペンを置き。)
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