次は絶対に忘れないと思うので、声を掛けることはないと思います。──でも…もしまた何かあったらその時はよろしくお願いします… (先生の言葉に否定をしながらも今日の事は本当に感謝しており、先生が手伝ってくれていなかったら今もまだやっていたかもしれないと思えば素直になっていて。「先生はまだ帰らないんですか?」と教室を出て冷んやりとした廊下を歩きながら不意に問いかけて)