とある妖怪 2019-02-13 00:15:11 |
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>斬
(己に向けられたでだろう声に導かれ、声の方角に足を向けると、縄で逆さ吊りにされた男に出会う。一体何故、男が吊られているのかと驚いたが、どうやら獣用の罠にかかったようで。)
なかなか愉快な格好じゃねぇか、お前さん。
(揶揄いを口にして、さりとてこうして通りかかったからには降ろしてやろうと、男の体を腕に抱いた後、体を縛る縄に手を掛けて。手先は不器用であるが、腕力だけはあったため、力を込めれば縄を引き千切ることができた。拘束が解けたところで、抱えていた男の体を地面に降ろして。)
災難だったな、お前さん。まさか、こんな罠に引っ掛かるとはな。
(/はじめまして。よろしくお願い致します!)
>玖玄
なんだ、天狗の野郎じゃねぇか。
(大きな翼を以って、あっという間に姿を現した男を頬杖をついたまま迎えて。それにしても、時間を掛けて徒歩移動する己と違い、天狗とは随分身軽に動き回る。自由に飛行できる翼を心中密かに羨み、しかし目の前の男にそれを悟らせることはせず。)
丁度いい。お前さん、ちょいと相手してもらおうか。
(腰に下げてられていた酒入りの水筒を手にすると、ちょいちょいと手招きをして。)
(/はじめまして。よろしくお願い致します!)
>セッカ
ああ、大方そこいらの木にでも引っ掛けたんだろう。間々あることだ。
(思っていた通りお人好しな男の問い掛けに、苦笑いとともに心当たりを述べて。体に傷がついたところで気に掛けない質である己は、生い茂る木の枝を器用に避けて進む真似も出来ず、たびたびに体に傷をつくる。折角傷が癒えたところで、また近々新しい傷ができるだろうと、罰の悪い顔で頭を掻いて。)
>千里
なんだ、馴れ馴れしい野郎だな。
しかし月見酒か。悪くねぇな。
(鳥居の上から同じ目線に降り立った男の、遠慮のない距離の近さには眉を顰めるが、その誘いは魅力的であった。時節では無いが、この季節の月も乙なものだ。)
お相手頼むよ、お狐様。
(揶揄うような調子で口にすれば、にやりと笑って見せ。)
>辰巳
いいや、俺にもよく見えねぇな。
(男に倣い、崖下をひょいと覗き込んでみたものの、薄暗い中では男の言う"何か"は己の目では捉えられず。正体に興味はあったが、これ以上覗き込んで転落してはかなわない。程々に眺めた後、一体何者だろうと首を傾げて。)
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