とある妖怪 2019-02-13 00:15:11 |
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>セッカ
そのような格好ではいささか寒くはないか?……先程の蝶は、お前が?
(羽根を弄んでいると、白雪の蝶がひらひら舞い来て、はてと思うが、脆い蝶は下からくる風ですぐに粉雪となり消えてしまい。残念に思いふと感じる妖気に顔を後ろに向ければ、一人佇む美しい青年。綺麗な髪は先程の蝶と同じ色をしており肌もまた白い。その格好は人の事を言えたことではないが薄着に見えて、挨拶よりも先にそんな言葉を静かに口にすれば、問いを付け足して)
>斬
(暇を持て余しぶらぶら歩いていると何やら茂みの音で物音。そしてすぐに声が聞こえ、それが自分に掛けられているものだと分かると特に警戒もせずにそちらへ。するとそこには吊るされた青年。すぐにそちらへ近づくも自分の背を持ってもこのままでは縄を切るには届かない。「…少し待ってろ。」と声をかけると木に登って縄が括り付けられる枝までいって手持ちの小刀で縄を切る。と同時にすとんと飛び降り、一緒に相手も横抱きする形で受け止め地に足を付け「…怪我はないか?それにしても…なぜこんな罠に」と抱きとめたまま話しかけ)
>千里
隣にと、簡単に言うが…。
(美しい彼の声はそれに見合って耳に心地よい。申し出は喜ばしいことだが高い位置にある鳥居の上に登るのは中々ないこと。距離を測るように地面と鳥居をゆっくり下から上へと見ては、足に少しだけ妖力をためてとんと地を蹴ると上へ。流石に一回では登りきれず一度鳥居にぶら下がる形になると反動をつけて体を揺らしようやくストンと彼の隣について。ふうと短く息を吐いては彼の肩に止まる蝶を見て「…お前を華と思っているようだな」と小さく零して)
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