名無しさん 2019-02-12 22:18:16 |
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澪さん〉
(ブツブツと文句を言っている彼女は此方を睨んできて。それに気が付いていながらも目線を合わせることはなく、彼女に目線を向けることはなく。彼女に目線を向ける勇気すら持たずに彼女の溜息を耳に入れれば言葉を発して。)
「…褒めたつもりなんだけどなぁ、」
(ポツリと呟く。彼女にその言葉が届いたかなんて知らないけれど、半分ヤケになりながらも答える彼女の姿を目に映す。面倒見のいい彼女のことだ__嫌気がさしながらも面倒を見てあげるのだろう。けれど、それが彼女の長所だ。そして…短所でもあると、僕は考えている。)
「…僕が余計なことをして、仕事を増やしたら澪は怒るでしょ?…澪が1人で睦月の面倒を見た方が、面倒事が少なくなっていいと思うよ」
(自分の親しい友人に対しての少しの物言いの強さを、恨みながらも有難いと思う自分が何処かに居たのを見て見ぬ振りをして。)
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