名無しさん 2019-02-12 22:18:16 |
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虎君〉
(絵を描きながらチラリと皆の人気者の要でもある会長に目線を向ければ、廊下側の一番前の席に座っており。いつも誰かに囲まれている彼と自分をどうしても比べてしまうのだが、その格差は明らかで。考えるだけ無駄か、なんて考えることを放棄すれば睦月の元気さに立場上何も言わない訳にもいかないのか、彼は立ち上がって。その姿を見ながらポツリと呟き。)
「…仲良いなぁ」
(自分と睦月はほぼ真反対と言ってもいい性格をしているからだろう、彼女の持ち前の明るさが自分にもあればと考えたとしても今更自分の性格を変えられる訳もなく溜息を吐き。)
澪さん〉
(ふと、ピロンっと無駄にご機嫌な音を立てながらスマホがLINEの通知を知らせて居て。其処に表示されていたのは澪の文字。彼女は誰かと話していたような、なんて思いつつも彼女からのLINEに目を通す。『玲、大丈夫?』なんて。心配性なんだから、と彼女のことを分かったつもりでいる自分に心底呆れながら頬杖をつき、ペンからスマホに持ち替える。そして『平気だよ』とシンプルな文を送り返し。余計な心配をさせてしまったな、と考え。)
「…んー…っ」
(軽く伸びをすれば窓の外を見つめながら再びスマホからパンに持ち替えてペンを黙って動かし始め。)
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