名無しさん 2019-02-12 22:18:16 |
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睦月さん〉
(目覚まし時計を止めているような仕草をした彼女はその後に言葉を発して。__目覚まし時計の殺気、って。殺気も何も目覚まし時計は起きる為のものなのだからなるのは当たり前であって、その前に止めてしまっては最早なんの意味もない道具に過ぎない。呆れたような顔をしながら溜息混じりに彼女に答え。)
「…それはもう自分が悪いね…」
(ポツリと呟けば内緒なんて言っている相手を見、もう一度息を吐き。彼女が教室に入っていくのを黙って見て居て。)
虎君〉
(虎に向く視線。此処に居れば自分が目線を送られることはなくなるけれど、実際此処に居て気にされてしまっては『なんだアイツ』としか言いようのない光景だろう。特に女子からしてみれば面白くない光景だと言うのも分かってはいるものの、未だに離れはせず。囲んでから生徒の応対を一人一人にしている彼は矢張り生徒会長に向いているんだな、なんて考えて居て。教室前までついてくるファン達にポツリと呟いた「面倒くさ…」と言う言葉は聞こえて居ないことを願おうか。)
「…ん。」
(黙って彼の大丈夫ですよ、と言う言葉に頷けば彼の服の裾から手を離して。ふわりと髪を揺らしながら教室の中へと足を踏み入れれば、窓際の一番前の席に腰掛けて。黙って窓の外を見つめれば、その瞳は何処か迷うようにゆらりと揺れて。何を思ったか鞄からスケッチブックを取り出せば、以前花壇で見掛けたことのある花を描き始め。)
All〉
(絵を描きながらクラスの様子を伺い。何人かの自らの友人、話したこともない見知らぬ人物、教室には様々な人間がいて。何処か彼女は息苦しさを感じながらも彼等から逃げるように目線を逸らせば少しだけ窓を開ける。入ってくる風は少し冷たいが、心地良い風で。自由に窓を開け閉めできるのは窓際の特権か、と思いつつペンを黙って動かせばふっと目を伏せる。)
「…はぁ、」
(吐いた溜息。教室が居心地悪い、と言う訳ではないけれど自分から友人に話し掛けに行くタチではないし、そもそも人気者の彼等に話し掛ける余裕さえなければ勇気もなく。彼女は一人絵を描きながら思いに耽って)
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