■或る古書店の奇妙な邂逅■

【付喪神】

サンプル台詞／「クスクスきゃらきゃら笑いましょ！満たされるまで終わらないお菓子の大群、月の光が輝く挿絵を目にして踊れば、貴方もきっと私に夢中なんだから。」

名前／ビビ
性別／女
外見年齢／具体的な判別不能。物語や容姿から見て子供と同様。
一人称「私」／二人称「貴方、愛称、呼び捨て」／持ち主の呼び方「愛称、呼び捨て」

容姿／130cm(耳を含み尾は除外)の二足で立つ猫の姿。人と獣の骨格が混合し、手と脚は人に近い。体毛は顔が八割れなので頭部と三角形の大きな立ち耳に加えて四肢、尻尾の部分は柔らかな灰色で他は真っ白。全体的に短毛種な一方、首へ届く尻尾は長毛かつ豊富。ヒゲは白く鼻共に肉球はピンク。大きく開いた目は青。ウェーブのかかった灰色の髪は顎まで。スモーキーピンクの膝丈ワンピース。黒いセーラーカラーの胸元に丸く白い花飾り付きの黒のレースリボンが結ばれ、くびれに赤いベルト。左右の長い袖はすぼまり、袖口はフリル状。スカートの裾には黒い円形の肉球模様が等間隔に並んでいる。白いドロワーズと茶色く短いブーツを履き、尻尾は衣服の穴から通している。

性格／猫の典型的なイメージ同様、気まぐれで束縛を望まない。ついさっきまで熱中していたかと思えば全く別の事へ意識が向いていたり、ふらりとどこかへ移動するなどが度々ある。また、重度ではないにせよ少しばかり人見知りの一面を持っているため初対面に対する態度はどこかよそよそしい。けれども親しい人物には内に秘める本領を発揮し、素で振る舞う。子供らしく豊かな感情、感性は好奇心へも影響していくので気ままな精神と合わさり更にあどけなさが際立つ。甘えたがりではあるものの選り好みをする事が多く、知り合い全員にその姿を現すとは断言出来ない。物語での体験があんなにも素敵なのだから、自分の物語は魅力的という自信がある様子。

宿っている本／『夜のパーティー』
お金持ちの間に生まれた猫の女の子として登場する主人公のビビ。いつもの通りベッドに入っても何故だか眠れず、退屈のあまり隣で眠る両親からそっと離れて屋敷内をうろつき始める。ある一室へ近付くと、もう誰もいないはずだというにも関わらず、明かりが灯り賑やかな音楽が聴こえる。不思議に思って入り、そこにあるのは沢山のお菓子や豪勢な料理に紅茶。てるてる坊主に似ており三角を細長くした耳が生えた黒い影、一人の大人の男。幾つかの会話を行いながら二人は茶を飲み菓子を食し、次第に中庭へダンスを開始する。終盤で男はビビに花飾りのリボンをプレゼントし、次のシーンではビビがベッドで目覚める。夢だったのかと思った瞬間、枕の横に置かれたリボンに気付き、そこで物語は終わる。
・種類は絵本。世界観はメルヘンの部類。
・序盤から中盤にかけ、主人公の衣服にプレゼントされたリボンはない。
・新たに登場した男の姿も人型の猫。体毛は黒。
・男の名前は不明。主人公は作中「おじ様」と呼んでいる。

備考／容姿と性格は物語の主人公から大きく反映されている付喪神。古書店ではなく一般の図書館で変形し、霊力の強い人間による情報から店主の元へ回収された。「穢れの付喪神」に接触した経歴は現在もないため浸食は皆無の状態。
反射神経や身軽さを活かした敏捷性に優れ、体は打たれ弱く物理面では非力なので一対一、肉弾戦は非常に不向き。奇襲と援護向き。絵本の挿絵に描かれたものを出現させて使用。何でもないように見えるお菓子、例えばケーキを爆弾の能力に変換しそれを投げつけ、爆破。爆発させるタイミングと強弱の調整は可能だが爆弾以外の変換は不可。同時に民家一つを破壊出来るほどの強さにする場合、自分だけでなく持ち主の霊力も多く減少。作中からの影も出現させられ、脇に抱えられる程度の大きさで常に浮遊。影はそれなりに丈夫のため足止め、数を用いた突撃など。お菓子爆弾と影は無尽蔵にというほどではないが、多量に出せる模様。それぞれの数量より強さを選ぶと霊力の減りが著しくなる。

募集、指名／持ち主募集中。性別性格不問、背後の趣味により18歳以上優遇。


(/世界観の魅力にあてられ参加希望です！もし何か不備などありましたら、ご指摘の方よろしくお願いいたします。持ち主についてですが他の参加者様がいらっしゃった時に検討してみたく思っているため、決まり次第申告をさせていただこうと考えております。)