■或る古書店の奇妙な邂逅■

　


□世界観
都心から少し離れた所に在る、屋敷のような古書店。この店に入れるのは一定の霊力を有する人間のみで、該当する者が店の前を通るとひとりでに門が開かれる。
店内に収められた本の多くには付喪神が宿っており、霊力を有する人間にはその姿が見える。それらの古書全てを扱うたった一人の店主は付喪神に人の姿を与えた存在だと言うが、正体は不明。
付喪神達は、長くこの世に残っている物たちに自然と積もっていく邪気を浄化する役割を担っており、同時に邪気が払われぬまま形を得てしまった「穢れの付喪神」の浄化の為にも動いている。
訪れた人間が古書を購入すれば、宿る付喪神もその人間の元へと移動する。店主は、付喪神と共にその役目を共に担うことの出来る人間を探すため、霊力の強い人間にのみ古書店の入口を開くのだった。

□付喪神
神であるため基本的に性別は無く、各々好きな性別、年齢の形を取っている。
性格はその本の作品性、作者の性質、作品の登場人物などから、何かしらの影響を色濃く受けている場合が多い。人の姿を取れているのは持ち主の霊力のお陰であり、持ち主の霊力が弱まると人の姿を取れなくなる他、浄化の力も弱まる。その為、大抵の付喪神は持ち主を守ることを第一に動く。
「穢れの付喪神」と接触し過ぎると自身にも穢れが蓄積され、侵食されていくが、自身の穢れを払うことは出来ない。他の付喪神の力を頼るか、余程霊力の強い持ち主であれば自身の付喪神に対してのみ穢れを浄化することが出来るかもしれない。穢れに完全に侵食されてしまうと自身もまた「穢れの付喪神」となってしまう為、接触は慎重にしなくてはならない。
人間の負うような物理的な怪我であればそう経たぬ内に治癒出来るが、本体である本が壊される、燃やされる等、形を保てなくなると付喪神は完全に消滅してしまう。

□持ち主
強い霊力を持ち、付喪神が宿る本を手にする事が出来る人間。付喪神は基本的に持ち主の霊力によって姿を保っているため、持ち主の状態が付喪神に強く影響する。
持ち主が離れていても元の本を近くに置いていれば付喪神は姿を保ったまま移動することが出来るが、持ち主と本が一定以上離れると人の姿は消えてしまう。持ち主でなくても本が強い霊力を持つ人間の手にあれば姿を保つ事は可能。
霊力の強いものや場所に強く惹かれる性質があり、古書店以外にも付喪神が多く宿る物を扱う場所には訪れやすい。


□穢れの付喪神
長い間蓄積された穢れが浄化されぬまま姿を得てしまった付喪神。穢れの力をもって人の姿を保っているため、持ち主の霊力に依存しない。
穢れの付喪神は様々な物に対して穢れを侵食させていく性質を持ち、付喪神は穢れの蔓延を防ぐため浄化にあたっている。
穢れの付喪神が浄化されると通常の付喪神としての姿、役割に戻る。逆に言えば、通常の付喪神であっても、穢れに侵食されてしまうと穢れの付喪神となり得るのである。
侵食されている間は大抵理性を失っており、本人の中にある薄暗い部分が全面的に影響した性格となっている事が多い。


　

　


□ルール・注意事項
・セイチャルール、也マナー厳守。

・成りすまし、荒らし、背後喧嘩、迷惑行為は厳禁。

・非参加者は意見や質問、感想のみ書き込み可。

・keepは24h、リセットは一週間放置。

・レス頻度問わずですが、一日～二日に一回の書き込みを推奨。

・背後会話は括弧付け(/)の御協力をお願いします。

・3L可、スレの主旨は恋愛ではない為、恋愛描写は1対1推奨。

・関係追加やキャラ設定の修正がある場合は必ず申告し、修正後のキャラシ提出をお願いします。

・過度な美化設定、万能設定、悲愴設定等、絡みづらい設定は御遠慮下さい。

・付喪神の性質上古書店外でのドッペル多発は非推奨、四人以上の同時やり取りもあまりオススメしません。また、イベント時のドッペルはその時々のルールに従ってください。

・初心者非推奨。ロルの長さは中(200字以上)～長(1000字程度まで)を目安にお願いします。
心情、小説、終止は可。確定、顔文字、記号多用は禁止。
(主は心情、小説、終止は好みますが苦手な方はご申告ください)

・持ち主指名、付喪神指名は必ずお相手様にご相談下さい。
必ず持ち主や所持する付喪神を作らなくてはいけないわけではありませんが、世界観をより楽しんでもらう為指名を推奨します。付喪神は店主を持ち主とし続ける、という選択肢も勿論あります。

・お察しの方も多いと思いますが様々な擬人化ゲームから強く影響を受けた設定となっており、今後も反映する部分があるかもしれません。問題点が有る場合遠慮なくご指摘ください。


　

　



□募集
二キャラまで掛け持ち可ですが、持ち主を二人掛け持ちする事は出来ません。
付喪神と持ち主、もしくは付喪神を二人掛け持ち、という形のみ可能とします。


▼古書店

☆ 【店主】
僭越ながら、主がやらせて頂きます。

【付喪神】
人数、男女問わず。
必ず元となった本の設定、及びそこから人格に影響された部分の記載をお願いします。
(本は実在するもの、しないものどちらでも構いません。)


【持ち主】
男：二人
女：二人
の四人迄募集致します。
高校生以上。
参加者人数により追加募集をかけるかもしれません。


▼骨董店
coming soon...
（物語進行に伴う追加募集枠）


▼画廊
coming soon...
（物語進行に伴う追加募集枠）


　

　



□プロフィールテンプレート

【持ち主】
サンプル台詞／「」

名前／
性別／
年齢／
一人称、二人称／
容姿／
（特殊な色設定可。）
性格／
備考／
募集、指名／
（所持したい付喪神の希望、又は付喪神の指名をお書き下さい。）


【付喪神】
サンプル台詞／「」

名前／
（苗字無し。ニックネームの様なものでも構いませんし、本のタイトル名を由来としても構いません。）
性別／
（外見上のものをお書き下さい。）
外見年齢／
一人称、二人称、持ち主の呼び方／
（持ち主の呼び方は名前でも、主様といった尊敬するような呼び名でも。）
容姿／
（和装洋装問わずですが、人間離れした容姿設定ですと有難いです。）
性格／
（元となった本から影響を受けている部分の記載をお願いします。）
宿っている本／
（実在する場合は本の名前とあらすじ。実在しない場合もかなり大まかで内容設定を記載頂けると助かります。）
備考／
募集、指名／
（所持したい付喪神の希望、又は付喪神の指名をお書き下さい。）


　

　


□店主プロフィール

【持ち主】
サンプル台詞／「おや……、お客さんですか。ああ、いえ、少し驚きまして。もう半年、此処には誰も訪れなかったものですから。」

名前／神代 相馬(かみしろ そうま)
性別／男
年齢／不詳。外見は二十代後半。
一人称、二人称／俺、貴方／君
容姿／銀色の髪に蒼の眼。前髪は真ん中から分けられており、後ろ髪の少量を腰上まで伸ばし後ろで一つに束ねている。鋭く涼しげな眼をしていて、目付きはあまりいい方では無いが銀フレームの眼鏡で多少緩和されている。端正だが神経質そうな面持ち。
黒のタートルネックの上から青と白が使われた着物を緩く着ており、帯は灰色。紫の羽織を肩に掛けていることもある。出掛ける際は洋装に着替えることもある。
性格／お客へは敬語を用いて比較的柔らかい態度で接するが、真意の読みづらい言い回しをする事も多い。本来人嫌いで独りを好む個人主義者。故に穢れを浄化する目的以外で外に出ることは滅多に無く、自身の事を語るのを嫌う。また少々頑固でお堅い面があり、付喪神との口論もしばしば。
面倒事を嫌い、わざわざ古書店の門を開くことに決めたのも自身が外に出る機会を減らす為が一つである。一人で立とうとする面が強く、他人に頼ったり弱味を見せるのは得意ではない。
備考／或る古書店の店主。この古書店はとある人から受け継いだものである。前の店主の時には付喪神の姿は無かったが、店の本の一冊が邪気に侵食され「穢れの付喪神」として姿を表した事を切っ掛けに、付喪神が神代の力使って姿を現した。それ以来古書店の本に宿る全ての付喪神は神代の霊力によって姿を保っている。
霊力の強い人間のみを入店可としているのは持ち主候補を探す目的が一つ、外部から邪気が入り込むのを阻止する目的が一つ。
邪気を払うほどの霊力を常に使い続け、その上付喪神に霊力を与えている為、店から遠く離れることは出来ない。持ち主候補を探しているのは、自身の行動範囲の狭さの対策案でもある。

夜行性で、寝起きが極端に悪い。頭は良いが身の回りの事は整理整頓程度しか出来ず、料理は特にほぼやらない。客の居ない間自身の付喪神には結構雑な態度を取る。
募集、指名／基本的に付喪神は最初この店主を持ち主としているので、そこから他の持ち主の元へ行くか否かはご自由になさってください…！


（　／此方のレスをもってレス解禁とさせて頂きます！ご質問あれば遠慮なくお声掛け下さい。皆様のご参加お待ちしております…！）


　

（/素敵な世界観に惹かれて、是非参加させて頂きたく思います。付喪神一人keepお願い致します）

　


□補足と訂正

【補足】
一人の持ち主が複数の付喪神を所有する事は勿論可能です。付喪神所有の人数制限は有りませんが、自身の所有する付喪神の把握をお願いします。
（人数が集まりましたら全体関係表は此方で作成、更新致します）

【訂正】
>4
付喪神のテンプレートに記入ミスがありましたので訂正致します。

（誤）→募集、指名／
（所持したい付喪神の希望、又は付喪神の指名をお書き下さい。）

（正）→募集、指名／
（持ち主の希望、又は持ち主の指名をお書き下さい。）



>6様
（　／参加希望有難うございます、恐縮です…！付喪神のkeep承りました。pf提出お待ちしております。　）


　

【付喪神】

サンプル台詞／「クスクスきゃらきゃら笑いましょ！満たされるまで終わらないお菓子の大群、月の光が輝く挿絵を目にして踊れば、貴方もきっと私に夢中なんだから。」

名前／ビビ
性別／女
外見年齢／具体的な判別不能。物語や容姿から見て子供と同様。
一人称「私」／二人称「貴方、愛称、呼び捨て」／持ち主の呼び方「愛称、呼び捨て」

容姿／130cm(耳を含み尾は除外)の二足で立つ猫の姿。人と獣の骨格が混合し、手と脚は人に近い。体毛は顔が八割れなので頭部と三角形の大きな立ち耳に加えて四肢、尻尾の部分は柔らかな灰色で他は真っ白。全体的に短毛種な一方、首へ届く尻尾は長毛かつ豊富。ヒゲは白く鼻共に肉球はピンク。大きく開いた目は青。ウェーブのかかった灰色の髪は顎まで。スモーキーピンクの膝丈ワンピース。黒いセーラーカラーの胸元に丸く白い花飾り付きの黒のレースリボンが結ばれ、くびれに赤いベルト。左右の長い袖はすぼまり、袖口はフリル状。スカートの裾には黒い円形の肉球模様が等間隔に並んでいる。白いドロワーズと茶色く短いブーツを履き、尻尾は衣服の穴から通している。

性格／猫の典型的なイメージ同様、気まぐれで束縛を望まない。ついさっきまで熱中していたかと思えば全く別の事へ意識が向いていたり、ふらりとどこかへ移動するなどが度々ある。また、重度ではないにせよ少しばかり人見知りの一面を持っているため初対面に対する態度はどこかよそよそしい。けれども親しい人物には内に秘める本領を発揮し、素で振る舞う。子供らしく豊かな感情、感性は好奇心へも影響していくので気ままな精神と合わさり更にあどけなさが際立つ。甘えたがりではあるものの選り好みをする事が多く、知り合い全員にその姿を現すとは断言出来ない。物語での体験があんなにも素敵なのだから、自分の物語は魅力的という自信がある様子。

宿っている本／『夜のパーティー』
お金持ちの間に生まれた猫の女の子として登場する主人公のビビ。いつもの通りベッドに入っても何故だか眠れず、退屈のあまり隣で眠る両親からそっと離れて屋敷内をうろつき始める。ある一室へ近付くと、もう誰もいないはずだというにも関わらず、明かりが灯り賑やかな音楽が聴こえる。不思議に思って入り、そこにあるのは沢山のお菓子や豪勢な料理に紅茶。てるてる坊主に似ており三角を細長くした耳が生えた黒い影、一人の大人の男。幾つかの会話を行いながら二人は茶を飲み菓子を食し、次第に中庭へダンスを開始する。終盤で男はビビに花飾りのリボンをプレゼントし、次のシーンではビビがベッドで目覚める。夢だったのかと思った瞬間、枕の横に置かれたリボンに気付き、そこで物語は終わる。
・種類は絵本。世界観はメルヘンの部類。
・序盤から中盤にかけ、主人公の衣服にプレゼントされたリボンはない。
・新たに登場した男の姿も人型の猫。体毛は黒。
・男の名前は不明。主人公は作中「おじ様」と呼んでいる。

備考／容姿と性格は物語の主人公から大きく反映されている付喪神。古書店ではなく一般の図書館で変形し、霊力の強い人間による情報から店主の元へ回収された。「穢れの付喪神」に接触した経歴は現在もないため浸食は皆無の状態。
反射神経や身軽さを活かした敏捷性に優れ、体は打たれ弱く物理面では非力なので一対一、肉弾戦は非常に不向き。奇襲と援護向き。絵本の挿絵に描かれたものを出現させて使用。何でもないように見えるお菓子、例えばケーキを爆弾の能力に変換しそれを投げつけ、爆破。爆発させるタイミングと強弱の調整は可能だが爆弾以外の変換は不可。同時に民家一つを破壊出来るほどの強さにする場合、自分だけでなく持ち主の霊力も多く減少。作中からの影も出現させられ、脇に抱えられる程度の大きさで常に浮遊。影はそれなりに丈夫のため足止め、数を用いた突撃など。お菓子爆弾と影は無尽蔵にというほどではないが、多量に出せる模様。それぞれの数量より強さを選ぶと霊力の減りが著しくなる。

募集、指名／持ち主募集中。性別性格不問、背後の趣味により18歳以上優遇。


(/世界観の魅力にあてられ参加希望です！もし何か不備などありましたら、ご指摘の方よろしくお願いいたします。持ち主についてですが他の参加者様がいらっしゃった時に検討してみたく思っているため、決まり次第申告をさせていただこうと考えております。)

　


>8様
（　／おおおっ…！？！か、かわいい…！？！！
素敵なpf有難うございます～！
些か情報不足だったかと付喪神の方の記入例も上げるべきか迷っていたのですが、余すことなく汲み取って頂けていて感謝しかないです…。
持ち主の件、了解致しました！
不備は有りませんので、このまま絡み文の提示をお願い致します。　）


　

【付喪神】?
サンプル台詞／「今のうちに星座早見盤を出しといて！今日は晴れてるからきっと星がよく見えるよ！」

名前／ ジョバンニ
性別／ 男
外見年齢／ 10歳程
一人称、二人称、持ち主の呼び方／ 僕、君、（名前）姉さんor兄さん

容姿／
平均的な背丈。柔らかなやや長めの黒髪。青みがかった白のメッシュが入っている。瞳は濃紺で光の具合によって別の色が入る。白いシャツの胸ポケットにカンパニュラの花を入れている。麦藁色のサスペンダーパンツに履き古された黒いブーツ。かかる重力が弱いのか髪や服は常にふわふわと揺れている。歩くと一歩ごとに足元に光の粒子が散らばる。

性格／
見た目同様無邪気で子供っぽい。好奇心旺盛で後先を考えない。人を疑うことを知らず誰にでも平等に接するが、その分一度裏切られると再び信頼を得るのは難しい。人間よりも星が好き。歳の近い子供には強い興味を示す。たまに哲学的。敬語は基本使わない。

宿っている本／ 『銀河鉄道の夜』
?孤独で空想好きな少年ジョバンニは星祭りの夜、気がつくと親友のカムパネルラと共に銀河鉄道に乗っていた。そこで様々な乗客たちと出会い、彼らと話をする。2人はどこまでも一緒に行こうと誓い合うがカムパネルラが突然消えてしまう。
最初にいた丘の草の上で目を覚ましたジョバンニは町へ向かい、カムパネルラが川に落ちた友達を助け溺れて行方不明になったことを知る。

備考／
星や宇宙が好き。晴れた夜は空を見上げて何かを探すような仕草をする。言動は現代的だが考え方はやや古い。ゲーム機などはあまり好まない。

募集、指名／ 募集中です。此方はわりと考えなしなのでブレーキになってくれるような持ち主さんだと嬉しいです。

（/遅くなってしまって申し訳ないです…！確認よろしくお願い致します）

>主様

(/可愛いの褒め言葉いただきました!!
pfの確認と参加許可、ありがとうございます！何度も練り直して生まれた娘なので、問題なさそうで安心しました。ではでは、以下に絡み文を記載させていただきます。)


>all

……うん、うん！可愛い！おちびちゃんすっごく似合うわ。
(照明器具の灯された一室の座敷、日は落ち夜も深い頃を迎える時間。音による雑多は欠片もなく、天井近くの柱にかけられた時計の針が動き続け短く鳴り響く。畳の上でちょこんと座っているのは猫の少女で、鼻歌交じりに何かをしている。正面、そして背後にいるのは猫を模したかのような黒い影にも思えるてるてる坊主が一体ずつ。手元に近い方のは色鮮やかなリボンが幾つか結ばれており、どことなくもみくちゃに遊ばれている気がしないでもない。まだ何もされていない背後の影は逃走を計っているらしく、そうっと離れようとはしてみたが今まさに長い尻尾に巻き付かれ、無念にも失敗に終わった。目も口もないのっぺらぼうだが、諦めた雰囲気を醸し出している。そんな事は気にもせず、少女は楽しげに笑い。)


(/本日より参加させていただく、ビビの背後でございます。見た目は人型の猫ではあれど中身はただの女の子なので、子供に接するような感じに扱ってくださいませ。何かやってみたいシチュエーション等ありましたら、お気軽にお申し付けください！また、相性もあるかと思いますのでそういった場合は遠慮なくご連絡ください。)

　


>10様
（　／いえいえ、pf提出有難うございます。お待ちしておりました！
銀河鉄道の夜の付喪神、素敵です…！
不備は有りませんので、このまま絡み文を提示して頂き、参加者様とご交流下さい！　）


>ビビ

……使ってもいない部屋の電気が点いていると思えば、こんな所で遊んでいるのかい。
（　良い子はとっくに寝入る真夜中。陽の光に弱いこの男にとって、夜は最も活動に適している時間だった。建物の最奥に位置する自室を出て調べ物に使用する本を探しに行こうと歩みを進める途中で、一室から漏れる灯りが目に付く。この大きすぎる屋敷に現家主であるこの男はあまり頓着が無く、使用していない部屋の殆どにおいてその中身を知らなかった。灯りの先の部屋も同様、必要に駆られた事は一度も無い場所だ。通常、付喪神は睡眠を必要としない。この時間に誰かが起きているのは珍しいことでは無かったが、気の向くままに襖に近付いた。微かに聞こえる幼い声にもしやと思い中を覗くと案の定そこには子供の姿を取った付喪神が居て、目前の少女はその中でもやんちゃな部類である。手元の影が妙に疲れ切った様子なのを見るに、やや好き勝手に遊ばれているのだろう。助け舟にはならないだろうが労い代わりに後ろ姿へ声を掛けると、室内へ足を踏み入れ。　）

（　／絡み文提示有難うございます、早速絡ませて頂きました！
ロル、文体などに問題が有れば遠慮なくお伝え下さいませ。
相馬共々、これからどうぞよろしくお願い致します。　）


>all （絡み文）

ああ、矢張り連日の浄化は俺には荷が重い……。
（　だらしなく着物を引っ掛け、鉛のように重い身体を引き摺るようにして自室を出た男は、覇気の無い声で愚痴を零す。ここ数日、続けて穢れの付喪神が出現した為に昼夜問わず浄化に動いていたのだが、絵に描いたような不健康体が急な活動量の増加についていける筈も無く、案の定間もなくして悲鳴を上げていた。昨日に至っては夜遅くに帰宅して早々布団に倒れ込んでは泥の様に眠ったものだが、疲れが取れるどころか悪化している気さえする始末。普段は一つに結んでいる長い髪もそのままに廊下を歩いて向かう先は一階大部屋の古書室である。辛うじて古書店としてのレイアウトがされているその空間にて保管されている本に異常が無いか、霊力の動きをもって点検していくのは起床後の日課だった。これを欠かして所蔵品及び付喪神達に何かあってはいけない、疲れ果てた身体に鞭を打つのは力を持つもの責任だ。目的地へ辿り着くと、数ある本棚の内一番奥のものから順番に見回りを始める。疲労の蓄積と連日の膨大な霊力放出から通常よりも力が弱まってはいるが、霊力察知に特別支障は無いだろうと踏んでいた。　）

（　／参加者様が一人以上集まりましたので、此方からも絡み文を提示させて頂きました。心情、小説、終止ロルを使用していますが、それらを使用しない進行形ロルを回すことも可能です。絡みにくい、文体に苦手があるなど、問題があれば遠慮なくお伝え下さいませ！
ルール・注意事項の欄にて、返信量が負担になる可能性を危惧し、四人以上との同時交流は非推奨と書きましたが、主はなるだけ参加者様全員とやり取りが出来る立場で在れるようにと思っております。
相馬は持ち主、付喪神共に接点の作りやすい立ち位置になっておりますので、気軽に絡んで頂ければ幸いです。そしてお返事に無理を感じたら気軽に蹴っちゃってください。
長々と失礼しました。至らぬ所の多い主ですが、相馬共々これからどうぞよろしくお願い致します。　）


　

　


□名簿

▼古書店
【店主】
神代 相馬 (カミシロ ソウマ)　 >5

【持ち主】※人数制限有
男性：二名
女性：二名
計四名

☆切実に募集中

【付喪神】※人数制限無
ビビ　>8
［○絵本：夜のパーティー］
ジョバンニ　>10
［●小説：銀河鉄道の夜］


○→実在しない本
●→実在する本


引き続き参加者様募集しております。


　

>相馬

(すっかり人形遊びの人形と化している影を眺めながら満足そうな面持ちでいる。先程までは相手をしてくれるような人物が見当たらず、一人で退屈だったところを紛らわしていたがいつの間にか時間が経過するほど夢中になっていたらしい。そんな時に少し離れた場所であろうと思しき後ろの方から声を掛けられては反射的に耳がぴん、と動く。鼓膜に馴染んだその声を発した存在については直接認識せずとも推測出来て。)
──相馬！見て見て、おちびちゃん可愛くなったのよ！最初から可愛いけど、ひらひらが増えてうんと素敵でしょ？
(夜の静けさに反し、時計の針の音を朗らかに?き消す調子で言う。小さな姿をした影、ビビ命名のおちびちゃんをずずいと突き出すように披露する。もう一体に関しては意識が別の事へ向いたため尻尾の捕縛から解放され。)


(/早速絡んでくださり、ありがとうございます！ロルなどに問題はないのでそのままで構いませんよ！では、背後はこれにて失礼いたします。)

(素敵なトピに是非参加させたいただきたいです！
/持ち主(男)でKeepお願いします！)

(/素敵な内容に一目惚れしました、、！。是非、参加させて頂きたいです！。持ち主(女)でkeepをお願いします、！。)

　


>ビビ
ああ、うん。そうだな、素敵だとも。とても愛らしくて良いじゃないか。
（　目前に掲げられた事で先程よりも鮮明になった影の姿は、その弄ばれ方を見てもまさにお人形と言うに相応しい。小さな影を嬉々として此方に自慢する姿は年相応に愛嬌があり、無意識に表情は柔らかくなった。目線を合わせるように少し屈んでから彼女の言う事に二、三度頷くと、揶揄う様に影をつつく。お姫様の遊び相手は大層骨が折れそうだ。もう一方の影がどうにか逃げ出し自身の足元に身を隠したのを認めて苦笑を浮かべた。　）
それにしても、君達は屋敷中何処でも遊び場にするね。俺よりもこの屋敷に詳しそうだ。
（　此方に逃げてきた影を掌へ乗せてやりながら部屋の中をぐるりと見渡す。部屋の中はそれ程広くなく、特別目に付く物も無い。隅に背の低い棚が一つと押入の扉があるぐらいで、中に入ってみたところでこの部屋が何の役割を果たしているのかは想像もつかなかった。以前些細な切っ掛けから足を踏み入れた部屋はがらくたまみれ、なんて事もあったぐらいだから、現在使っていない部屋は必要のないものとして扱うことにしている。しかし付喪神にとって未知の部屋は何やら興味を引かれるものなのか、こういった辺鄙な部屋で彼等を見掛けることは珍しいことではなかった。）

（　/それでは此方も失礼します。何か有れば遠慮なくお声掛けください～！　）


>15様
>16様
（　／纏めてのお返事申し訳ありません…！
参加希望有難うございます！反応が遅くなりましたが、keep承りました。pfの提出お待ちしておりますね！　）


　

>相馬

そうでしょ、当然だもの。可愛いものに可愛いものを足したら、誰だってそう思うわよね！
(返ってきた言葉は肯定そして賞賛。こちらの期待を裏切るような展開は訪れず、予想通りだと言わんばかりに目を細めては青い瞳が三日月の形へなり連動して口角が上げる。尻尾に至っては天井へ向かい真っ直ぐ立っている。眼鏡のレンズの奥にある鋭い線を描いた双眸と、どこか気難しそうな印象を与える顔に穏やかなものを広げた彼の様子から嘘偽りは決してないと確信した。込み上がる気持ちを抑え切れずに影を抱き締める。)
うん！初めてこのお屋敷を見たら、あんまり大きくてびっくりしたわ。色々見たいのに気になるものばかりで探検が一日じゃ終わらなかったし、畳の匂いを嗅いだ時はくしゃみが出たの。……でもね、私苦手なお部屋があるのよ。ずーっと向こうの。
(洋風の建物しか知らなかった付喪神の自分からすれば、屋敷は外観も内装も好奇心を刺激されるのに十分なほどだった事を話し始める。だが、ふと何かを思い出し得意ではない部屋があると告げる。灰色の毛に包まれ、肉球が付いていれど手の機能を行い横側へ指を差して。)

【持ち主 女】
サンプル台詞/「こんにちは、。星と絵本が好きなの。もし、良かったら一緒に話さない？。」


名前/佐野 夏樹 (さの なつき)
性別/女
年齢/24歳
一人称/私/二人称/ーちゃん、ー君、愛称

容姿/157ｃｍ。黒色のボブで焦げ茶色の瞳。たれ目。普段はコンタクトレンズを使用するが本を読むときなどたまに黒縁眼鏡を使用。
灰色のパーカーに白色の長袖ロングワンピースの下にジーパンを着用。黒色のスニーカーを愛用。

性格/困っている人を見かけたら放って置けない。頼まれたら断れない性格。自分の事よりも他人の事を優先しがち。すぐに騙されやすい。お人好し。初めて会う人にも積極的に声をかける。泣き虫。よく転ぶが本人は、あまり気にしてない。一つの事に集中すると、何もかも忘れてしまうほど熱中してしまう。フレンドリーな性格のため、いろいろな人と知り合い。何でもため込んでしまう。プレッシャーとストレスと緊張することに弱い。

備考/保育園の先生。実家が神社で、小さい頃から霊などが見えていた。母の影響で、小学1年生から中学生まで剣道を習っていた。なので一応、物干し竿等で戦うことは可能。しかし、よく転ぶ。

基本的には早寝早起き。ただ、本の読み過ぎ等でたまに夜更かしすることも。料理は、人並み程度しか出来ない。

募集、指名/募集中。

(/pfを投下しました、！。こんな感じで宜しいでしょうか？。修正した方が良いと思われましたら、遠慮なく仰って下さい、。付喪神の指名ですが、お二人共素晴らしい方達で私では決めれません、、！。
宜しく御願い致します！。)

　


>19様
（　／pf提出有難うございます！確認致しました。
不備は有りませんので、このまま絡み文の提出、他の方の絡み文に返信するなどして交流をお楽しみ下さいませ！
また、お手数お掛けしますが相馬と絡む場合は初来店描写であるのか、或いは数度目の来店描写なのかを予めご申告ください…！
よろしくお願い致します！　）


>all
（　／今日明日が少々忙しく、参加希望及びpf提出以外のお返事お待たせしてしまうかも知れません…。把握よろしくお願いします。　）