茜の世界で微睡む...　〆

　
　
　
（　様子を見るに己の反応に何やら思うことがあったようで。背中を向けていたがゆえに相手の表情を伺いみる事は出来なかったが、不意に感じた肩への痛みに思わず眉を寄せ力任せに向かせるような腕力に逆らわず素直に振り返り。「 ……何だ。お前の馬鹿力で掴まれては堪らん。 」口から真っ先に出た言葉は政府の使者として幾重にも己の本心を覆い隠したものでなく、飄々とした " 鶯丸 " そのものの言葉であり。暴れるほどの痛みではないのはきっと、この男の練度が頭打ちに達していないからなのだろう、少しばかり剥がれてしまった政府の使者としての仮面を再び着けようとするも、ゆっくりゆっくりと生命を狙うかの如く急所へ向かう手を受け入れては、鋭い眼光に怯むことなく萌黄の瞳を向ける。深く深く刻まれた眉間の皺に己の態度がさぞ気に食わないのだと察する事は実に容易である。これが本丸の、……己の仲間の大包平であったなら無遠慮に指を突き立ててやると言うのに。だがしかし歪んだ本丸の刀とは言えいつか見た大包平と変わらない、馬鹿正直で真っ直ぐなこの男に使者としての仮面は必要ないか。貼り付けたような、人形のような──…そんな声音とは違う、何一つ取り繕う事の無い声のトーンで口を開いて、「 ──言葉のまま、散歩だ。お前は他の本丸へ行ったことはあるか？…俺は無い。だからこそ見てみたいというのが人の心というものさ。……お前も、俺たちも、審神者の許可がなければ万屋に行くことすらままならないしな。 」眼前の男を待ち、ただただ流れた四年の月日で持て余してしまった心の内を吐露し。しかしながら何処からどう見ても体調の悪そうなこの男を引き連れるほど畜生にはなれず、そうして数拍の間を置いて　）

…何を、か。それはその奥の部屋に対してか？答えとして一番近いのは…隠されれば気にもなる、だろうな。…──俺は別にお前の部屋でも構わないが。


（　ああっ、またしても日が空いてしまい申し訳ありませんでした……！背後様も新年度はお忙しいでしょうし、こちらものんびりまったりと何時までもお待ちする所存ですので手隙の際にでもお返しいただければと思います。お待たせしてばかりで申し訳ない限りですが、こうしてまたお話出来て光栄にございます。これからも何卒よろしくお願い致します…！

当方の鶯丸はどちらかと言いますと多くは語らず、しかしながら心の内は饒舌で言葉の足りない男ですので、吐かせたい言葉等ございましたら遠慮なく何を考えている、とぶつけて下さいませ…！果たして鶯丸に誠実な対応が取れるのだろうか、と考えてみましたがお馬さんにおにぎりを上げてしまうくらいの子なので、敢えて愚直さを前面に出して向き合う事にしてみましたが如何でしょう…？歌仙のように真摯な対応の方が接しやすければその方向で進めますね！
また、こちらとしても大包平の私室へというのは賛成ですので、少々大包平にとっては癪に障る言い方ですが移動を示唆するような感じで進めました。言葉足らずが故に心配だから部屋に行く、とは自分からは口が裂けても言わないと思いますがなんの為に？と言われたら愚直に答えますので聞いて頂いても構いません…！大包平の部屋に向かった後、その場でなにかしたい事は御座いますでしょうか？例えば鶯丸に茶を入れてもらうとか…、勿論話でも良いですね！黒本丸の話ばかりさせては赤疲労のままでしょうし、大包平が白本丸の話に興味を持つのも悪くはなさそうです…！是非ともご意見お聞かせくださいませ。　）