-
No.3
by ここあ 2019-02-10 18:47:42 ID:423a3ec6a
深々と降る雪は白く宵闇の黒にぽつぽつと明かりを灯す。
私が息を吸い込み吐き出せば雪に息の白を付け足してみるけれど、すぐに風に吹かれて私の色は消えていく。私が踏み出す足は真新しい雪を踏みつけ音を出すけれど、その音もすぐに雪に吸収されて静けさが辺りを覆いつくす。私が歩いたその道に足跡は残るけれど、やっぱりすぐに雪に覆われて見えなくなってしまった。雪は綺麗で美しいけれど、まるで私の存在を少しずつ消そうとしているようで少しだけ怖くもある…。
そんなロル練習…