_ おかえり 僕らの虚空屋敷

＞＞黒部
そんなに悲しそうな顔しないで下さい
見えなくなるって辛いですよね･･･
(優しくキスをして)

＞中島
ん…
こうやって、どんどん中島くんの枷になっていくんですね…(小声で呟き)
中島くん、ごめんなさい…

＞＞黒部
全く、何言ってるんですかお馬鹿さんめ
（軽く頭をはたいて）
枷になりたくないならちゃんとご飯食べましょう？
取り合えず今は、ね？
（傷を優しく触り）

＞中島
…はい…
(俯きつつ、食べようとフォークを探し)
えっと…どこ、ですかね…

＞＞黒部
…はい、あーん
（さっとフォークを奪うと食品を刺し）

＞中島
え…？
じ、自分で大丈夫ですよ？(焦りつつ)

＞＞黒部
は？何言ってるんですか？見えないこの状況でまだそんなこというんですか？
あのねですね、黒部さん。黒部さんはもう少し自分の置かれている環境を理解したほうがいいですよ
（眉を顰めため息をつきながら）

＞中島
ぅ…し、しかし…
このままずっと中島くんの手を煩わせる訳にも…
(しゅんとしつつも伝え)

＞＞黒部
約束したことは何ですか？
（遮るように）

＞中島
え？
えっと…
体調が悪いときはちゃんと言う、勝手に出歩かない、言いたいことがあったらちゃんと言うけど極力喧嘩はしない…？(指を折りつつ)

＞＞黒部
そうか。じゃあ約束を追加しましょうか
自分でやって無理なことは無理しないこと
はい、復唱して？
（黙って聞き）

＞中島
え、？
えっと、自分でやって無理なことは無理しない…？
(急に振られ、驚きつつ)
でも、食事は時間を掛ければ一人でも大丈夫かと…

＞＞黒部
そんなに時間をかけてると病院の人にも迷惑だし体を休める時間だってどんどん削られていきますよ？
分かったら口を開けてください
（目を見て）

＞中島
…そう、ですね…
中島くん、お願いします…(口を開け)

＞＞黒部
そうやって思うところも黒部さんらしいんですから気にしないで下さいね？
（口を開けてくれた相手にスプーンを入れながら頭を撫で）

＞中島
ん…(もぐもぐしつつ)
ありがとうございます、中島くん(へにゃりと微笑み)

＞＞黒部
あ、可愛い…
（微笑みを浮かべる相手に小さく呟き）

＞中島
？何か言いました？(首を傾げ)

＞＞黒部
いやいや全然何も！？
（慌てたように）
ほら、口開けて？？
（話を逸らすようにスプーンを手に取り）

＞中島
そうですか…？(慌てた様子に首を傾げつつ)
あ、はい(口を開け)