主 2019-02-04 11:30:44 |
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>>結実
(しばらくすると痛みが治まっていくのを感じ、ようやく額から手を離して痛みと衝撃で零れた涙を袖で拭い取ってから、ハッと我に返り、結実がもしかしたら心配しているかもしれないと思って顔を上げた瞬間、視界になにかをしようと近づいている彼女の姿が映り込み、不思議そうに目を丸くして小首を傾げ)
>>杏
(無事だと体を回転させてみせた杏にホッと胸をなでおろし、礼を告げて手を伸ばすその姿を見るや、脳裏にセピア色に染まった過去の光景がフラッシュバックして、心臓が跳ね上がり、表情が凍りついていくのを自分でも分かっていたが、あの時の恐怖は未だに拭いされるものではなく、必死に笑顔を作ろうとするが上手くいかないままに、やがて全身が鉛になったかのように動かなくなり)
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