きらいにならないで。( 奇病 / 指名制 )

「胡蝶の夢、っていう言葉ってご存知？…ああ、そう。知ってんの。…ほんの気休めだろうけど、この今だって、いつだって、自分が夢と認識すれば逃げられる…投げ出す事だって出来るんじゃないかって…考えたり…、………うあーッ！！だめだめだめ、今のナシ！だから人肌は嫌いなんだよ！僕から離れろ！！」

* 逆夢 せせり(さかゆめ せせり)
* 年齢 16歳
* 性別?男
* 身長?168cm
* 立ち位置 患者
* 奇病 人食獏症候群
睡眠する為の能力が全く無い(寝た事がない)
そして体の全体に、まばらにぽっかり『穴』が空いている。穴の断面は黒く固くすべすべしている。プラスチックみたいな。ほっとくとじわじわ穴が広がる。今の所広がっても痛みはなく生命活動には何の影響も無いが、広がりきったら多分死ぬ
現在広がるのを阻止する条件がいくつかある事が分かっている。
強い感情を出す事。大声をあげる事。激しい運動をする事。人の体に持続的に触れる事。
* 容姿?タールのようで、光を吸い込んでしまいそうな黒髪。普通はマッシュだが大抵掻きむしる為ぼさぼさ。瞳は灰色で、目はいつも幾らか見開いていて隈がある。虚ろ。体型は普通より少し細い程度。顔色は…悪い。他の患者への配慮か、黒いローブを身にまとっている。服装は白い裾の短い患者衣とスリッパ。
* 性格?無邪気な子供に見える。昼夜問わずうるさい。叫ぶ。ゲラゲラ笑う。でも普段は病室に篭り他人を避けているように見える。実際は当の本人が死んでも死にたくないと思っているので医者の診断を待つ為にやっている様子。人の体温に頼らないのは自分で出来る事は自分でやりたい、と思っている為。無駄に頑固。でも強くはない為結局疲れたら院内うろついて適当な人にエンカウントする。別に奇病になったことを悲観してはいない。弱音吐くけど諦観してはいない。ただただ不安。
* 希望部屋番号?401
* 3L耐性 3L耐性あります！全部好きです
* 備考?生まれてから診断されたのだが、穴が出来始めたのは中学一年生の頃から。予め詳しい病状は聞かされており、父親母親に「恐れるな。諦めるな」と言われ育った為闘病する事にある種の誇りのようなものを感じている。初めは穴が出来ても登校していたのだが、普通に授業を受けるという事が病気を悪化させ、穴が広がるのを見た生徒が錯乱するという事案が起きた為入院。ちなみに人食獏症候群に遺伝性はない。

(/奇病！奇病！と聞いて力が入りすぎてしまいました…………奇病は致死性不眠症をベースにした創作です。普段の振る舞いが狂人紛いの子を持ってきてしまいましたが対話は出来ますのでどうぞご勘弁を…！！！)