兄弟愛

>彩香

赤くなった？…見せてみ。
（肩を叩かれ言われた言葉に苦い顔をしつつ、大袈裟に額を擦るのを見てはその手を取ってどかすと顔を近づけて腫れてないか見て←　講習料と言われ一瞬目を見張るも微かに口元を緩ませ「いいよ。…なにが欲しいの？」と差し出された手に自分の手を乗せ。「…ゆっくりしてこいって言いたいところだけど、そうして貰えると助かる。…ここでの暮しもだいぶ慣れたけど彩香いないととっくに路頭に迷ってそうだもんな」苦笑を漏らしつつ、端々までチェックされたスーパーの広告などを思い浮かべ、妹の細かい努力にこっそり感謝していて）


>雪音

やすっ、これ結構流行ってやつじゃん。
（ゲーム画面を覗きながらその値段を聞けば驚き「今度やらせて」と妹との話題を増やしたさに言えば、紅茶のリクエストに頷き準備を始め。しかしクッキーの話を聞けば一瞬手を止め相手を見て「いや駄目だろ。それ絶対恨まれるぞ。彩香なら笑って許してくれそうだけど食べ物の恨み怖いからな。……確か町内の人に貰ったビ○コがあったからそっちにしとけ」兄弟間での、特に大人数では食べ物の取り合いはあるある話。隠しているなら尚更で、クッキーは却下すれば奥から例のお菓子を取り出しテーブルに紅茶と一緒に置いて「食べるときはゲームやめろよ」と注意して）