匿名さん 2019-02-02 16:40:08 |
通報 |
(待てど暮らせど扉の開く音はしない。時間的にはまだ1,2時間程度なのだが、途方もなく長い時間に思えた。前の主人の家では当たり前だったし帰ってきてほしくないと思っていたから何時間一人でも気にならなかったのに、湊が数十分、数分いないだけで心がぽっかり空いたみたいに寂しくて。じわりと涙が浮かんできたがパーカーの袖で拭って堪えるとひとまず布団から出る。すると気のせいか床が遠く、また少し大きくなった気がした。もっと早く大きくなれたら湊みたいに湊をぎゅっと抱きしめて、いっぱい助けられる、と少しうきうきしながらリビングへいき。
この待っている時間、湊のために何か出来ないか考えては、台所を見る。前の主人が良く卵を焼いていたのを見ていたため、それを作ったら湊は喜んでくれるのではと。リビングにある椅子を使えば踏み台にもなるし何とかなる気がして意気込むと椅子を冷蔵庫の前まで引きずっていて)
トピック検索 |